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最早?恒例となった親方の四方山話。 今回のお話しは数多ある接着剤の中でも 一際、異彩を放つニカワです。 このニカワ、僕も幾度となく使って来ましたが、 古い先輩の職人さんの手際の良さったらないです。 チャッチャッ、スッスッでお終いですから・・・ この、いとも簡単にやってのけるさまは 見ていてとても痛快です!! おっと、また話が・・・ そんなワケで、イキましょう!! 少し真面目な話 です。 どうぞ。 膠(にかわ)という接着剤がある。 今、家具を作っている工場で 使っている所はあまりないだろうが、 それこそ昔(50年以上前)は どこでも使っていた。 私が入社した頃、もうすでに少数派になっていて、 むしろ、膠を使っているという事が嬉しく、 その扱い方を覚える事ができる幸せを感じたものだ。 なかなかに作業性が良いもので、 家具を作る工程をきちんと組み立てられれば、 便利で安心できる接着剤である。 (何せ太古の昔からある接着剤ですから。) ただ、扱いに少し熟練が必要で、 寒い日などは、サイズによって使えない場合があるし、 梅雨時に乾きが遅くなったり、 夏場は管理の不備で腐らせてしまう事もある。 だからだんだん使わなくなるのも当然で、 「今どき何で膠なんか使っているの?」 という職人が出てくるのも当たり前の話だ。 別に、家具の場合膠を使ったからといって、 製品の価値が上がるわけでもないし、 新しい接着剤の中には速乾性のタイプもあって、 それを使えば作業工程をぐんと縮める事が出来るので、 製作時間の少ない時などは、 接着剤の選び方も仕事の大切なポイントとなる。 はっきり言って今現在、 膠の出番は昔ほどではない。 昔無かった接着専門の機械もあるから、 完璧な接着をあっという間にする事も可能になった。 しかし、古い先輩の職人達が いとも簡単に膠を操る姿は、 入りたての小僧にとってかなりインパクトのある事だったし、 そのスピーディーな身のこなしを 自分の体に染み込ませる事で、 だんだんと職人に近づける様な気がした。 当人のやる気とは関係なく、 ただ時代の違いだけで、 覚える技術が違ってしまう。 機械に頼らないで、 膠の特性を十分に引き出して自在に操り、 完璧な接着を鼻唄まじりにしていた職人技は、 ちょいと前まで、当たり前の事だったのである。 オーダー家具・特注家具なら日信装備 |
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